漫画って1回読み始めると、次から次へと読みたくて仕方なくなりますよね。
私も漫画を読み始めると、次からつぎへと次巻を購入してしまいます。
今回は色んなジャンルの漫画を読んできた私が、完結済みの漫画に絞って紹介していきます。
この記事を読んだあとにはきっと、紹介した漫画を読みたくなっていますよ!
読んだことがない漫画があれば、まずは試し読みから初めて読んでみてください。
コウノドリ 全32巻

コウノドリは産科医の姿をリアルに描いた漫画です。
出産に関わる妊婦・夫・助産師・看護師・ソーシャルワーカーなど多くの人の関わりをリアルに描いており、ヒューマンドラマが魅力的な作品になっています。
妊娠・出産は女性にとっては経験がない怖いことです。また夫にとっても自分のことなのに他人事になりがちなことです。
その問題点をひとつひとつ解きほぐしてくれるリアルストーリーが素晴らしい漫画です。
それでは具体的に紹介していきますね。
あらすじ
主人公の鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)は、妊婦さんに安心を与える「産婦人科医」と、熱狂的なファンに支えられる「ジャズピアニスト」という二つの顔を持っています。
しかし、本業はあくまで産婦人科医。ピアニストとしての演奏中であっても、コールがかかれば勤め先の「ペルソナ総合医療センター」にとんぼ返りという忙しい毎日です。搬送されてきたさまざまな事情を持つ妊婦や、時には家族を含めたケアに奔走しています。
『コウノドリ』では、主人公のサクラだけでなく、他の産科医や助産師、また出産に悩む家族にもクローズアップし、さまざまな立場から出産にまつわるリアルな現状を描いた作品です。妊婦の受け入れ拒否や、未成年の妊娠などの社会的問題、マタニティーブルーなどの精神的問題、夫のDVや虐待など、家族の問題にも斬り込みます。
ポイント①出産に関する知識・命の大事さを学べる
コウノドリ最大の魅力の一つが、出産や子どもを生むということに関する不安や問題点を丁寧に描いている点です。
具体的には次のようなエピソードがあります。
- 赤ちゃんを助けるか、助けないかの判断を迫られる夫婦
- 未成年の娘が妊娠したらどうするのか悩む家族
- 風疹が気づかないうちに他人の命を危険にさらしている恐怖
- 赤ちゃんが未熟児で生まれるということ
- 無痛分娩はお産なのか
- 死産・流産となってしまった赤ちゃんとの別れ
- 自然分娩と帝王切開に違いはあるのか
これらのテーマはすべてこれから母親になる女性はもちろん、父親になる男性にも知っておいてほしいエピソードばかりになります。
ぜひ、子どもを考えている夫婦は子どもに関する勉強は『コウノドリ』を読むということから初めてはいかがでしょうか。

風疹のエピソードを読んだあと、すぐに抗体検査を行いました。ほとんどの自治体で予防接種まで無料対応や割引をしていますよ!



ぜひ、世の男性すべてに今一度受けてほしいね!
ポイント②作中に出てくる名言が秀逸
コウノドリは作中に出てくる名言が心に刺さる言葉ばかりです。
もちろん主人公だけでなく脇を固めるメンバーの一言一言も熱いメッセージになっています。
- 「出産は病気ではない。だから皆幸せなものだと思い込んでいる。多くの妊娠出産を見れば見るほど思う。出産は奇跡なんだ。」
- 「健診を受けずに出産した場合、赤ちゃんが死亡するリスクは通常の6倍以上です。それに未受診の妊婦を喜んで受け入れる病院はありません。」
- 「初期の人工妊娠中絶は手術です。中期の人工妊娠中絶は手術ではありません。お産です。」
- 「確かに出産には男の出る幕はありません。心配することぐらいです。しかしその心配を奥さんにしっかり伝えることで、奥さんは旦那さんとの赤ちゃんを産んで育てる決心ができるんだと思います。」
具体的に上げてみましたが、作品に出てくる名言のほんの一部です。
実際にどこのどんな場面で出てきたのかは、ぜひ漫画を実際に読んでみてください。
ワンナウツ/ONE OUTS 全20巻


あらすじ
優勝に必要な何かが足りない” その“何か”を捜して、沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道。そこで彼は一人の男と出会う。120km/hそこそこの直球だけで、賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る男。彼は名乗る。渡久地東亜と…。
野球賭博で無敗だった、渡久地を仲間に入れて、弱小プロ野球チームだったリカオンズを日本一に導く物語です。
ポイント①勝つためにどうするかを考え続ける大事さ
ワンナウツの魅力の一つは、「今ある手札で、勝つためにどうするか考え続ける」ことの大事さを学ぶことができます。
たとえば強豪マリナーズと戦う際には、過去の情報だけでなく、今の情報の大切さも説き始めます。
実際に、過去の情報も大事ですが、今ならではの体調・心情の影響があるはずです。
そこから、勝つために何が大事か、勝つためにどうすればいいのかを考えさせられます。
ポイント②人生を前向きにする名言が豊富
ワンナウツには心理戦も多く描かれている漫画だからこそ、心を前向きにする言葉が豊富に散りばめられています。
たとえば、「自信とはなにか?」「真のチームワークとはなにか?」などについてワンナウツならではの答えを出しています。



自信とは何かで「楽観的勘違い」と答えています。



根拠がない自信でもそれがチャンスを引き寄せる結果になるってことだね。
バーテンダー 全21巻


あらすじ
ヨーロッパのカクテルコンテストで優勝したことのあるフランス帰りの一流バーテンダーの佐々倉溜が、バーに訪れる客やバーテンダー、主人公を取り巻く人々たちのエピソードが描かれる作品となっています。
各エピソードは、お酒にまつわるエピソードにからめて描かれており、カクテルからウイスキーまで幅広いお酒にまつわるエピソードを知ることができます。
またお酒に関わるエピソードにからむ人間模様も、楽しむことができ、今の自分にあったお酒が飲みたくなる、そんな漫画になっています。
ポイント①たくさんのカクテル・お酒の知識が得られる
各エピソードはお酒にまつわるエピソードに沿って、描かれています。
たとえば、主人公に対して「バーってのは夜だけ開いてる病院なんだよ。」とトマトジュースを用いたカクテル『ブラッディ・マリー』を飲ませます。
お酒には毒と薬の両面があり、薬の顔だけ引き出してやるのがバーテンダーの仕事バーテンダーになりたての主人公につたえるのです。
この他にもたくさんのカクテルにまつわるエピソードを人間模様を交えて知れます。
ポイント②登場人物たちが送るメッセージに心打たれる
バーテンダーで描かれる様々な人間模様の中で登場してくる、言葉の一つ一つに心打たれます。
たとえば、「バーのカウンターに座ったら横を向いて話すんじゃない。」と漫画に登場する銀座のゴッド・マザーと呼ばれる諏訪の言葉です。
言葉がぶつかり合わないように、隣の相手とも前を向いて話せば言葉も気持ちもぶつかり合わないと教えられます。
様々な人物が登場し、心を熱くするメッセージがたくさん出てきます。



仕事や家庭で疲れているあなたの心に響く名言がきっとありますよ!



ボクもお酒を勉強して、お酒のわかるかっこいい男になろう!
まとめ


今回は私が今まで読んできた漫画でおすすめのものをピックアップしてみました。
どの漫画も単純に楽しめるだけではなく、あなたの知識を広げてくれますし、心を打つメッセージが前向きにさせてくれるはずです。
ぜひ気になった漫画があれば、手にとって読んでみてください。


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