雨がずっと降り続いてなんか嫌な気分になってしまいますね。
こんな天気のときは営業職だった時を思い出してしまいます。
どんなに雨の日や、暑い日、寒い日も外を歩き回っていたことを思い出します…
そんな営業職のときに自己啓発の一環として受験した『第一種衛生管理者』の試験にについて今回の記事では書いていきたいと思います。
合格率5割程度の試験ではあるのですが、大学受験以来の学科の試験でしたので、合格発表までは不安な毎日を過ごしていたので、自分の受験番号を見つけたときはすごい嬉しかったです。
この衛生管理者の資格ですが、ネット上には色々と情報が出回っていて、独学じゃ無理だとか、わざわざ講習受ける必要はないとか本当に色々な情報が出回っています。
そこで、今回は私が実際に衛生管理者を勉強した方法や、試験を受けた感想などを交えながら、ホントのところを伝えていきたいと思います。
衛生管理者とは

衛生管理者とは、職場の安全と衛生を守るために職場環境を管理する人のことを言います。
この衛生管理者は「労働安全衛生法」によって、50人以上の従業員がいる事業所には、衛生管理者を配置する必要があります。
衛生管理者は「第一種衛生管理者」と「第二種衛生管理者」の2つがあります。
この2つの違いは、有害物質を扱う事業をしているかどうかです。
有害物質を使うことが多い化学系のメーカーなどは「第一種衛生管理者」の資格を取得しなければなりません。
会社の事業によって「第一種衛生管理者」が必要なのか「第二種衛生管理者」必要なのかが変わります。
そのため転職によって、「第二種衛生管理者」は役に立たないなんて事が起きる可能性があります。
これから衛生管理者の受講を考えている人は、「第一種衛生管理者」の取得をおすすめします。

受講料は第二種と変わりませんし、難易度の差も「第二種衛生管理者」と比べてそこまで大きくありません。



それなら、「第一種衛生管理者」を受けてみようかな!
衛生管理者の試験の概要


受験資格
衛生管理者の試験を受験するには受験資格が必要です。
詳細は安全衛生技術協会のホームページを確認してください。
ちなみに学歴が大卒だと下記になります。
1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの
安全衛生技術試験協会HPより
ここで書かれている労働衛生の実務ですが、労働環境の改善を行った実績があれば何でも良いようです。
例えば、「机周りが汚い人が多いので整理整頓してもらうために〇〇を行った」などです。
なければ、受験資格の詳細を確認し既成事実を作りましょう!
さらにその実務経験について事業者の証明が必要となります。
受験資格について、もしどうしてもこんな内容で受験を受けて良いのか悩むようであれば試験センターに連絡して確認してみましょう。
受験の申請書について
受験の申請書は、郵送での申込みもしくは試験会場まで取りに行くことが必須となっています。



郵送か……、少し面倒くさそうだね。



郵送は届くまで時間もかかりますので、余裕をもって申し込みしましょう。
申請書の取得はかなり手間になっており、返信用切手などを用意して要項に沿って申請をする必要があります。
細かな申請方法を下記の郵送での申込方法を参考にしてください。
郵送を希望の方は、「免許試験受験申請書(受験する試験の種類も書いてください。) 〇部(必要部数を書いてください。)」と明記したメモ書と返信用郵送料金分の切手を貼った宛先明記の返信用封筒(角型2号封筒 縦34cm、横24cmの大きさ)を同封し、当協会本部又は受験を希望する各センターのいずれかに申し込んでください。
なお、出張特別試験を御希望の場合は、希望する地区名と必要部数もメモ書に明記し、その地区を管轄するセンターへ申し込んでください。実施地区と管轄するセンターは、こちらで確認してください。
また、試験場には申請書が入った封筒が一式入っていますので置いてありますので、先に衛生管理者の受験に行く知り合いがいれば、事前にお願いして申請書を取ってきてもらうのも手です。
試験会場について
衛生管理者の試験は全国7箇所での試験センターで実施されています。
たった7箇所しかないので注意が必要です。
- 北海道安全衛生技術センター(北海道)
- 東北安全衛生技術センター(宮城)
- 関東安全衛生技術センター(千葉)
- 中部安全衛生技術センター(愛知)
- 近畿安全衛生技術センター(兵庫)
- 中国四国安全衛生技術センター(広島)
- 九州安全衛生技術センター(福岡)
私が住んでる関東圏には、千葉県にしか試験場がありません。
例えば群馬県で交通の不便な場所に住んでいると、前泊しないと受験時間に間に合わない、なんて可能性も想定されます。
そのため、試験会場までのアクセス方法はしっかりチェックしておきましょう。



年に何回か東京で試験を行っていますので、事前に調べて受けることをおすすめします。
衛生管理者の独学勉強方法


私はユーキャンのテキストと問題集を使って勉強をしました。
- ’19~’20年版 ユーキャンの第1種・第2種衛生管理者 速習レッスン
- ’19~’20年版 ユーキャンの第2種衛生管理者 重要過去問&予想模試
ユーキャンのテキストは情報量が多く、他の衛生管理者のテキストより厚さがあります。
ただ独学ということもあり、しっかり試験範囲が網羅されているテキストの方が、安心できるためこのテキストを選びました。
問題集はネット上にたくさんの過去問があるので購入する必要はありません。
ただ、問題に対する解説がない場合があります。
解説もしっかり確認したい人は市販の問題集を購入してみましょう。
勉強の流れ
時間を決めてとにかく流し読みをする
答えは覚えてしまってもOK!問題文になれることが大事!
目標正答率は50%!
大きく下回ってしまってもここでは気にしない。
回答に迷ってしまった問題も解く。
回答に迷ってしまった問題も解く。
暗記カードやノートに表などをまとめる。
目標正答率は90%!
テキストの利用方法
まずは流し読みをすることで試験の全体像を把握するようにしましょう。
具体的には流し読みを3周しましょう。
その際に気をつけることは1ページあたりにかける秒数を決めることです。
このテキストは目次も含めた総数が352ページです。
単純計算で(20秒×352p≒)2時間あれば読破することができます。
つまり3周読み込むには6時間あればテキストの読み込みは完了できます。
基本的にはテキストに関しては3周読み込めば、終了になります。
以降は、問題集を間違えた際の辞書として使うことになります。
問題集の利用方法
問題集の利用方法についても、テキストの読み込みと同じになります。
まずはテキスト同様に流し読みで3周してください。
ここでお伝えしたいのは、問題は解く必要がないということです。
問題を読む→回答を読むを繰り返してください。
3周繰り返したら、4周目に入りましょう。
ここからは問題を解く、間違えた問題にチェックを入れておく作業を最後の問題まで行ってください。
また計算式や表などの暗記が必要な問題であれば、そこも含めて回答できなければ間違いとしてチェックしましょう。
1−3周を読むだけとはいえ行っているので、4周目の正答率の目標は50%以上を目指しましょう。
5周目も4周目と同じように間違えた問題にチェックしながら1周してください。
5周目まで完了したら間違えた問題だけで6周目を行いましょう。
5周目で間違えた問題のみ6周目で解いていきましょう。
6周目で解けない問題は暗記が必要な問題が8割を締めているかと思います。
暗記が必要な問題について暗記カードやノートを作成しましょう。
語呂合わせをなどで、覚えなければいけない組み合わせや、数字をしっかり暗記出るように努めてください。
ここまでくれば衛生管理者に合格する力は確実に身についています。
自分で心配な箇所を復習しつつ、自身を持って本番を迎えましょう!
まとめ:衛生管理者は持ってると履歴書にかけるおすすめの資格


この記事のポイントは次のとおりです。
- 勉強時間は30時間〜50時間程度あれば合格できる
- 勉強する人は合格できる、勉強してない人の合格は難しい
- 難易度は高くないが持っていて損のない資格
受験してみた感想としては試験自体の難易度は決して高くありません。
勉強すれば受かりますが、勉強しなければ受からない、そのくらいのレベルの試験です。
勉強時間として、私は毎日1~2時間程度を1ヶ月ほど続けましたので約45時間程度勉強を行いました。
要領の良い方や、時間をまとまって確保できるのであれば、2週間もあれば十分合格はできると思います。
この衛生管理者の試験ですが、実際には合格率が8割を越えていてもおかしくない試験だと思います。
そんな試験で合格率が5割程度になってしまっているのは、会社からの命令や昇進のタイミングで必要な資格のために、仕方なく受験にきている社会人も多いためだと思われます。
つまり、全く勉強していないのに受験にきている受験生も多いことが合格率が実際の難易度より低く出てしまうことに関係していると思います。
絶対勉強をすれば受かる試験なので、読者の皆さんはしっかり勉強をして挑んで下さい。



1年以上、労働衛生の実務経験があれば受けられる難易度の低い試験なので、是非皆さん受験を考えてみてください。
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