完全ワイヤレスイヤホンの最新機能といえば、次のような機能だと思います。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 外音取込み(アンビエント)
- 防水・防滴
- ワイヤレス充電
これらの機能が完全ワイヤレスイヤホンの上位モデルには搭載されていることが多いです。
今回、ご紹介する「TE-D01t」はそんな上位モデルで搭載されていることが多い機能が全部入りしています。
「TE-D01t」を作っているメーカーのAVIOTは、日本語を母国語に持つ日本人に心地よい音質を目指してオーディオ機器を作成しており、この「TE-D01t」もこのコンセプトで作られています。
この記事では、そんなAVIOT「TE-D01t」のスペックを紹介するとともに私が実際に使用して感じたメリットとデメリットについてレビューしていきます。
AVIOT TE-D01tの概要

製品名 | AVIOT TE-D01t |
---|---|
ドライバー | 10㎜ダイナミック |
最大通話時間 | 最大9時間 |
最大連続再生時間 | 最大18時間 |
充電ポート | USB Type C |
防水規格 | IPX4 |
Bluetooth ver | 5.2 |
対応コーデック | AAC,SBC |
※15分充電で3時間再生
AVIOT TE-D01tは、イヤホン単体で18時間という長い連続再生時間が可能になっています。
またノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能、ワイヤレス充電など、約1万円という価格ながら最新の機能がすべて詰め込まれているのが特徴です。
その他にも、アプリでゲームをする際には低遅延モードを設定できたり、最後にイヤホンをどこで使用したかわかる位置情報履歴の機能も備えています。

最新機能がたくさん入っているんだね!



1万円でここまで機能が搭載されているのは本当にすごいですよ!
AVIOT TE-D01tのレビュー:メリット


AVIOT TE-D01tのメリットは次のとおりです。
- イヤホンは1万円とは思えない綺麗な仕上がり
- イヤホン単体で18時間の長時間バッテリー
- ノイズキャンセリングでしっかり音楽に没入できる
- 外音取り込みは実用可能だけど、音量は最小になる
- ワイヤレス充電機能でらくらく充電できる
機能が盛り沢山ながら、各機能はしっかり実用レベルに仕上がっています。
それでは具体的に紹介していきます。
イヤホン単体で18時間の長時間バッテリー
AVIOT TE-D01tの最大のメリットといえる特徴が、イヤホン単体で18時間もの連続再生が可能なバッテリーを備えている点です。
さらにケースの充電も合わせると最大60時間も連続再生が可能となっています。



ケースがなくても、イヤホンだけでも1日を過ごすことができますよ!
他のワイヤレスイヤホンであれば、5時間前後、バッテリー時間が長いモデルでも10時間もない機種が大半です。
そういった意味でも、AVIOT TE-D01tが18時間連続再生がいかに長時間バッテリーかをご理解いただけると思います。
1万円とは思えない綺麗な仕上がり


AVIOT TE-D01tは約1万円という安価な価格ながら、価格以上にきれいな仕上がりになっています。
さわり心地ですが、ケースの下半分はマットな仕上がりに、蓋は光沢な仕上がりですが値段なりの印象になっています。
マットな部分は滑りにくくなっており、手に持っていても滑りづらいケースになっています。
また、イヤホンは厚みのある形になっており、他のイヤホンよりも大きめのサイズ感になっています。
イヤホンに入っている、銀(金)縁のラインが高級感を漂わせています。



全体マットな仕上がりの方が、高級感があったかもしれません。
ノイズキャンセリングでしっかり音楽に没入できる
AVIOT TE-D01tは、最大50dBのノイズ低減を謳うたう、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。
また機能的なノイズ削減だけでなく、イヤーチップのフィット感による物理的なノイズ削減効果も高いイヤホンになっています。
ノイズキャンセリングの効果ですが、実感として家電などの騒音はかなり抑えられるものの、人の声などはそこそこカットできるといった印象です。



ノイズキャンセリングもしっかり効くね!
外音取込みは実用可能だけど、音量は最小になる
AVIOT TE-D01tの外音取込み機能は、会話ができるほどの実用性のある仕上がりになっています。
電車のアナウンスやコンビニでの会話も問題なく聞き取ることができます。
ただし、外音取込みモードにすると、強制的にイヤホンの音量は最小に変更されます。
そのため、音楽をながら聞きしながら、なんとなく外音を取り込むという使い方はできないのが残念です。



外の音は十分聞こえますが、ながら聞きができると尚いいですね!
ワイヤレス充電機能でらくらく充電できる


AVIOT TE-D01tにはType-Cによる有線の充電に加え、ワイヤレス充電もすることができます。
もちろん、Type-Cにる充電だけでも十分ですが、ワイヤレス充電もあることでより簡単に充電をすることができます。



意外に充電ケーブルの抜き差しするのってめんどくさいよね。



実際にワイヤレス充電を使用してますが、本当に便利です。
AVIOT TE-D01tのレビュー:デメリット


AVIOT TE-D01tのデメリットは次のとおりです。
- イヤホンをケースから取りづらい
- アプリの使用感が悪い
- 毎回イヤホンの設定が初期化される
最新機能が詰め込まれている「AVIOT TE-D01t」ですが、実際に使用していて気になった点もありましたので紹介します。
イヤホンをケースから取りづらい


AVIOT TE-D01tのイヤホンはケースからとび出ているので取り出しやすそうですが、思ったより滑って取りにくいです。
さわり心地はいいのですが、ツルッとした形状になっています。
そのため汗をかいていたり、手が乾燥しているときはつかみにくいかもしれません。



一発でサクッと取れず、何回かはツルッとすべってしまいますね……
アプリの使用感が悪い
アプリの使いやすさがイマイチよくありません。
アプリを起動するために、接続しているイヤホンを選ぶ必要があり、一発でイヤホンの設定画面にはなりません。
毎回イヤホンの設定が初期化される
イヤホンのケースにしまうたびに、ノイズキャンセリングやイコライザの設定が初期化されてしまいます。
今後のファームウェアのアップデートで改善されていくのかもしれませんが、まだまだシステム面で改善点があると感じました。



せっかくイコライザの設定を変更しても、毎回初期化はめんどくさいね……



これからのファームウェアのアップデートに期待ですね。
まとめ:予算が1万円なら「AVIOT TE-D01t」はおすすめ


この記事のポイントは次のとおりです。
- ハイエンドにしかない最新機能が全部入りしている
- 約1万円で購入を検討しているならおすすめのワイヤレスイヤホン
- アプリ・ファームウェアの改善に期待
AVIOT TE-D01tは、価格も10,890円(税込み)で盛り込まれている機能に対して、かなりお得な価格に設定されています。
コストパフォーマンスはかなり高いワイヤレスイヤホンになっていますので、イヤホンの買い替えを検討している人や新しく購入しようとしている人は購入をおすすめできます。
ただ、まだまだアプリやシステムの面で改善点が散見されるため、今回の記事を見て気になった人は、ファームウェアのアップデートを待ったほうがいいかもしれません。
今回、ご紹介した点が気にならない人は十分、高性能な完全ワイヤレスイヤホンです。



ぜひ、購入を検討してみてくださいね!
コメント